\ミネラルをしっかり吸収/消化を促すストレッチ・マッサージ

いこらぼ

有害ミネラルの排出や、必須ミネラルの吸収を促進させるためには、栄養素をバランスよく摂取する事と併せて、適度な運動により代謝を高めることも重要です。

今回は、消化を促進するストレッチ、マッサージ、ツボをご紹介していきます。

なお、食べてすぐの運動は消化不良の元となりますので、食後1~2時間は間を空けて、体を動かしてみてくださいね。

消化を促進するストレッチ

ねじりのポーズ

この動きは、”消化の炎”をつかさどる生命エネルギーの気道を刺激し、余分についた内臓脂肪にも働くそう。

<やり方>
①床に座って、右足をのばし、左足を曲げまて足の裏を床につける。
②背中をまっすぐにしたまま、左手を後ろにまっすぐにのばして体を支える。手のひらを床につけ、尻の方へ近づける。
③息を吸いながら、右腕をあげる。
④息を吐きながら左側に体をねじり、左の肩越しから後ろを見るようにあごを向ける。右腕は、左足の外側に置く。
⑤そのまま3回深呼吸をする。息を吸うときは体を上に伸ばすようにし、息を吐くときはゆっくりとねじりを深める。
⑥最後の呼吸で息を吸うときに、腕を上げながらゆっくりとねじりをほどき、息を吐く。反対側も同じようにねじる。

 

前屈のポーズ

肝臓や膵臓、脾臓を含む内臓をマッサージし、腹筋全体と骨盤を刺激するポーズ。
これで消化システムに働きかけてくれる。

<やり方>
①まず床に座り、大きく息を吸いながら、両手を頭の上に伸ばす。
②息を吐きながら、鼻がひざにつくように前屈する。 そのまま3回深呼吸する。
③息を吸いながら、元に戻り、両手を頭の上にあげる。
④息を吐きながら、両腕を体の横に下ろす。3回繰り返す。

 

頭を膝にくっつけるポーズ

おなかまわりと股関節のリンパなどを刺激して、消化促進をアップ!

<やり方>
①床に座り、左足を右足の付け根にあるそけい部につけるように曲げる。右足をのばして、足先を上か自分の方へ向ける。
②息を吸いながら、両腕を頭の上にあげ、ウエストから折り曲げるように足へと前屈する。
③息を吐きながら力を抜き、伸ばした足に鼻をくっつけるようにする。そのまま8秒キープする。
④息を吸いながら、両腕をを頭の先の方へのばして、頭をあげる。
⑤息を吐きながら、両腕を体の脇におろす。反対側の足も同様に行う。

 

胃腸の働きを良くするマッサージ

鎖骨下ろし

東洋医学の考え方に、「経脈」というものがあります。これは、「気血」という、一種の生命エネルギーが体内を巡るための道のようなものです。

主要な経脈は14本あり、そのほとんどは、特定の臓器と関係があります。例えば、「肺経」なら肺と、「肝経」なら肝臓と、深くかかわっています。
鎖骨の左右中央辺りから、胸の乳頭に向かって下がるように「胃経」が流れています。胃とかかわりがあり、胃につながる経脈です。

また、鎖骨の、のどに近い側にある出っ張りを胸鎖関節といいますが、この下の辺りを起点として始まるのが、「腎経」です。腎臓とかかわりがありますが、それだけではありません。

東洋医学でいう「腎」は、生命活動を包括します。まさに、元気の源です。体液や水分の代謝を調節したり、呼吸機能を維持したりする役割もあります。
この付近をさすって、ほぐすようにすると、その刺激により胃経や腎経の流れが改善。同時に胃の症状が治まり、生命力が高まるのです。

<やり方>
※1日に何度行ってもよい。ふだんから行うと予防になり、食後に行うと即時的な効果が望める。
※直接肌に触れたほうが効果的。指が滑りにくいようなら、服の上からなでてもよい。
①左の鎖骨の、のどに近い出っ張りの下側に、右手の指先を当て、引き下げるようなイメージで2~3回軽くなでる。
③鎖骨に沿って、肩先のほうへ少しずつ位置をずらしながら、30秒ほどなでる。右の鎖骨も同様に行い、左右合計で1分程度行う。

 

胃腸の働きを良くするツボ

ツボを押す際は、3秒かけてゆっくりと押し、3秒かけてゆっくりと離します。
それを5回ほど繰り返してください。

①中脘(ちゅうかん)
みぞおちとおへその真ん中にあるツボ。
内臓機能全体の働きを活発にし、全身に良いツボ

②天枢(てんすう)
おへそから指3本外側にある。
消化器系の不調に良い

③関元(かんげん)
おへそから指4本分下にある。
お腹の冷えとりや便秘によい。

④足三里(あしさんり)
膝のお皿の下の外側のくぼみから指4本分下にある。
消化器系の不調や未病の改善によい。

 

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