有害金属はどのくらいで無くなる?「排出サイクル」について知ろう!

いこらぼ

身体に害を及ぼす「有害金属」
私たちは生活の中で知らず知らずのうちに体内に蓄積してしまっています。

有害金属をそのままにしていると、ミネラルの吸収を妨げたり、体調不良の原因となったり…

体に害を及ぼすものは、できればすぐに体外に排出したいものです。

でも、体に蓄積された有害金属は、いったいどのくらいで排出されるのでしょうか?

そんな疑問にお答えして、
今回は、デトックスに取組む上でぜひ知っておいていただきたい、有害金属の「排出サイクル」について特集します!

<目次>
体内の物質が無くなる期間=「半減期」とは?
 ー有害金属の半減期
 ー今すぐ取り入れたいデトックス方法
 ーデトックスには定期的なチェックが重要?
デトックスをより効果的にするためには?
 ー開始~半年までのポイント
  ー排泄機能チェックリスト
  ー有害金属の流入元は?
 ー~1年までのポイント
  ー生活習慣チェックリスト

デトックスのキーワード「半減期」とは?

排出サイクルについて知る上で重要なのが、「半減期」という考え方。

「半減期」とは、体内に取り込まれた物質が代謝により排出されることによって半分になるまでの時間のこと。
体に入った有害金属などの物質は、この半減期を繰り返して少しずつ減少していきます。

半減期は物質により異なりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

有害金属の半減期(血液中)

水銀    約70日
     約30日(骨部分は5年)
カドミウム 約30日(10年)
ヒ素    約13日

蓄積している方の多い「水銀」を例にとってみると、70日で約半分、+70日でその半分になるとされています。

そのため、計測した時点で体内に蓄積されていた水銀が体から概ね無くなるのは、約1年半~2年程度と考えられます。
(排泄機能が正常かつ摂取量も注意いただいている場合の目安です。※1)

有害金属の蓄積を放置していると、体に必要なミネラルの吸収を妨げたり、体調不良や病気の原因となったりしてしまいます。

有害金属の蓄積が気になる方は、まずしっかりとデトックスに取組んでいただくことをおすすめしています。

デトックスには下記のような方法がありますので、ぜひ試してみてくださいね。

今すぐ取り入れたいデトックス方法

・こまめに水を飲む(1日1.5~2L目安)
・腸内環境を整える(発酵食品、食物繊維、ビフィズス菌など)
・デトックス食材を摂る(長ネギ、玉ねぎ、にんにく、ゴボウ、キノコなど)
・サプリメントを活用する(クロレラ、スピルリナ、フルボ酸など)
・汗をかく(運動、入浴)
・質の良い睡眠を心がける

日常でできるデトックスについて詳しくはこちら▼

デトックス習慣を取り入れて、心も体もスッキリきれいに

デトックスには、定期的なチェックが重要!

基本的な排出サイクルは上述の通りですが、実際の排出にかかる期間は人それぞれ。

腸内環境が乱れていたり、排泄機能が衰えている場合は、通常よりも排出に時間がかかります。

デトックスにしっかり取り組みたい!という方へ、
いこらぼでは、まずは開始から半年後を目安に有害金属の数値を再チェックしてみていただくことをお勧めしています。

「デトックスを頑張っているけど有害金属の数値が思ったほど下がらない」という方は、腸内環境が乱れていたり排泄機能が衰えている可能性もあります。

・しっかりと排出できる状態になっているか?
・排泄機能が衰えていないか?

自分の体と向き合い、安全に効率的にデトックスを進めていきましょう!

定期的なチェックで、より効果的に!

デトックス開始~半年 
排泄機能が低下していないか、チェックしてみよう!

デトックス開始から半年程度経過したら、進み具合を確認するため、ミネラルバランスをチェックしてみましょう。

数値が思うほど減っていない方は、腸内環境の乱れなどにより排泄機能が低下している可能性があるかも?

排泄機能が低下していると、デトックスが進まないばかりか、有害金属が体に入りやすい状態に。

下記に当てはまるものが多いほど排泄機能が低下している可能性があるので注意しましょう。

排泄機能チェックリスト

あなたの排泄機能は大丈夫?排泄機能チェックリスト
☐ 食事をとる時間が不規則
☐ よく噛まずに飲み込む(一口あたり20回未満)
☐ コンビニ弁当やレトルト食品、加工食品を利用することが多い
☐ お酒をよく飲む
☐ 野菜、キノコ、海藻、豆類をあまり食べない
☐ 発酵食品をあまり食べない
☐ 肉をよく食べる
☐ パンや麺類などの小麦粉製品をよく食べる
☐ 砂糖を使用した食品や飲料をよく飲食する
☐ 乳製品をよく食べる
☐ 水分(水・無糖のお茶など)をあまり摂らない
☐ 抗生物質をよく飲む
☐ 便通が良くない(1日1回便が出ない)
☐ 便がゆるい、水っぽい
☐ 便やおならの臭いがきつい

排泄機能を高めるためには▼

デトックスの要!「排泄機能」を高めるポイントとは?

※日常的に魚介類を摂取するなど水銀の摂取が多い場合、摂取した分の水銀が併せて排出されるため数値の変化が見られない可能性もございます。また、カジキやマグロなど大型の魚介類を多く摂取した場合は数値が上昇する可能性もございます。

有害金属の流入元を知ろう!

私たちは、日々の生活の中で気づかないうちに有害金属を取り込んでいます。

有害金属を全てシャットアウトするのはとても難しいので、なるべく取り込む量を少なくするように心がけることが大切です。

<有害金属を多く含むものの一例>
水銀…魚介類(特に大型の魚介類はなるべく避ける)、歯の詰め物(アマルガム)
鉛…水道水(古い水道管)、タバコ、陶磁器
アルミニウム…アルミ缶、缶詰、アルミ調理器具、添加物、制汗剤
ヒ素…土壌、殺虫剤、野菜・果物類、海藻類、魚介類
カドミウム…タバコ、土壌、穀類、排気ガス

有害金属の多く含まれるものについて、詳しくはこちら▼

体に害を及ぼす「有害金属」について知ろう!

日本では魚介類の摂取量が多いために水銀が蓄積している方が多い傾向にあります。

しかし、魚介類には良質なたんぱく質、ミネラルやDHAなど体に必要な栄養素が豊富に含まれており、私たちの食卓に欠かすことができないものです。

カジキやマグロなどの大型の魚介類は水銀の含有量が多く注意が必要ですが、サンマ、アジ、イワシなどの小型の魚介類は日常的に摂取しても問題が無いと言われています。

むやみに避けるのではなく、摂取量の目安を把握しておくことと、入ってきたものを適切に排出できるように日頃から排泄機能を整えておくことが重要です。

👉次のStepは…
デトックスに少し慣れてきたら、不足ミネラルや、ミネラルの吸収を促進するビタミンを摂っていただくのもおすすめ!

デトックス開始半年~1年
数値に変化がない場合は、生活習慣もチェック!

デトックス開始から1年ほど経過したら、デトックスの進み具合を確認するため、ミネラルバランスをチェックしてみましょう。

今度は必須ミネラルにも注目してみてください。
思うように改善されていない場合は、知らず知らずの行動が影響しているかも。

運動や睡眠などの生活習慣も排泄機能やミネラルの吸収率に影響します。
NG行動をしてしまっていないか、生活習慣をチェックしてみましょう!

こんな習慣は要注意!生活習慣チェックリスト
☐ コンビニや外食が多い
☐ お酒をよく飲む
☐ ストレスをため込みがち
☐ 運動をほとんどしない
☐ 生活のリズムが不規則
☐ 睡眠不足がち
☐ デスクワーク中心で座りっぱなし

👉次のStepは…
習慣化したデトックスを継続しつつ、ミネラルバランスを少しづつ整えていきましょう!
水銀が少しづつ少なくなってきても、腸内環境を良好に保つようにしましょう。
<腸内環境を整えるとこんなメリットが>
・有害金属が入ってきても、しっかりデトックスできる
・ミネラルの吸収をスムーズに
・体に入ってきたミネラルが活用される

※日常的に魚介類を摂取するなど水銀の摂取が多い場合、摂取した分の水銀が併せて排出されるため数値の変化が見られない可能性もございます。また、カジキやマグロなど大型の魚介類を多く摂取した場合は数値が上昇する可能性もございます。

おわりに

今回は、有害金属の排出サイクルの目安と、手軽にできるデトックス方法についてご案内させていただきました。

デトックスには食生活を見直して腸内環境を整えるとともに、適度な運動や質の良い睡眠など生活習慣の改善も重要ですので、ぜひこの機会に見直してみてくださいね。

また、有害金属の過剰な状態が続く場合や気になる症状がある方は、自己判断せずに医療機関にご相談いただくことをおすすめいたします。

ミネラルバランスのチェックは「いこらぼ」で▼

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クロレラのちから モニター調査結果

※1 排泄機能が正常かつ摂取量も注意いただいている場合の目安です。排泄機能が低下している場合は期間が長くなることが考えられます。また、日常的に魚介類を摂取している場合、摂取した分の水銀が併せて排出されるため数値の変化が見られない可能性もございます。カジキやマグロなど大型の魚介類を多く摂取した場合は数値が上昇する可能性もございます。
<参考>
国立水俣病総合研究センター

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