体に害を及ぼす「有害金属」について知ろう!

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ミネラルは、分かっているだけで100種類以上存在しています。

しかしそのすべてが身体に良いというわけではなく、「有害金属」という体に悪い影響を与えるものもあります。

この有害金属が限度を超えて体内に蓄積されると、いくら栄養のあるものを食べてもそれが吸収されない状態に。
さらに、体にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

今回は、そんな悪者ミネラル「有害金属」について解説していきます。

<目次>
「有害金属」と「必須ミネラル」の関係は?
 ー有害金属が蓄積すると、こんな症状が…
身の回りにあふれる有害金属
有害金属について知ろう!
 ー水銀
 ー
 ーヒ素
 ーカドミウム
 ーアルミニウム
溜まった有害金属、どうしたらいい?

有害金属と必須ミネラルの「イス取りゲーム」

ミネラルは、元素周期表に「族」と「周期」ごとに分類されていますが、
「族」には似たような性質が集まり、いいミネラルと悪いミネラルが混在しています。

同じ族のミネラルは体内で「イスとりゲーム」をしています。
悪いミネラルが増えれば増えるほど、いいミネラルは椅子を取られ、効果を発揮しにくくなるのです。

例えば、カドミウムや水銀が数多く蓄積していると、同族の亜鉛は不足してしまいます。

こうして有害ミネラルが体内に蓄積されると、体に必要な酵素の働きも悪くなります。
老化や病気の原因となる「活性酸素」が増え、免疫機能が低下したり、加齢に伴う悪い変化が促進されたりします。

具体的には、下記のような症状が現れる可能性があります。

有害金属の蓄積により現れる可能性のある症状

疲れやすい / 肌荒れ / アレルギー体質 / むくみやすい / 頭痛、頭が重い / イライラする / 冷え性 / 肩こり / めまい / しびれ / 集中力の低下 / 筋肉や関節の痛み

これらはいずれも「未病」といわれるものです。
慢性疾患の多くは、ミネラルバランスの乱れによって、徐々に病気への階段をのぼり始めます。

未病の範囲は「病気ではないけど、なんとなく不調」な状態から、「病気にある一歩手前」まであります。

未病の初期の段階で、症状を食い止めるようにしましょう。

身の回りにあふれる有害金属

有害金属は、なぜ体内に蓄積されてしまっているのでしょうか?

その一因としては、環境汚染の影響が挙げられます。

社会の発展に伴って、大気や海は有害金属を含む化学物質にまみれ、汚れてきました。
そこに生息する魚介類、海藻類などもその影響を受けるようになりました。
また、農作物に虫がつかないように農薬などが使用されるようになりました。

こうして、多くの有害物質を含んだ魚介類、海藻類、穀類、野菜類やそれらを使用した食品、さらには食品添加物の含まれた食品を口にした人間の体内に有害金属が蓄積されるようになったのです。

特に大型の魚介類は水銀などの有害金属が多く蓄積されているため、食べ過ぎないように注意しましょう。

有害金属について知ろう

※クリックでそれぞれの詳細がご覧いただけます。

水銀について

水銀は、形をさまざまに変えて存在しています。

ほとんどの摂取源はカジキやマグロなどの大型の魚、長生きの魚などの魚介類です。
魚介類を食べる機会の多い日本人は、水銀が蓄積している方が多いと言われています。

また、最近では使用が少なくなりましたが、歯の詰め物(アマルガム)にも水銀が使用されていました。
日本では2016年に保険適用外となりましたが、それ以前に歯の治療をした方は使用されている可能性があります。

有害金属の影響は口腔内の状態によっても違ってきます。
食生活をアルカリ性に保ったり、口腔内が乾燥しないようにするなど、口腔内の健康を保ちましょう。

妊娠中や妊娠を予定している方は、母体に蓄積した有害金属が子供にそのまま引き継がれ、発達障害などの影響を及ぼす可能性もありますので特に注意しましょう。

水銀の含まれている可能性のあるもの

大型の魚介類 / 歯の詰め物(アマルガム) / ワクチン / プラスチック / 印刷用インク / 農薬 / 電球

関連する可能性のある疾患

アルツハイマー / 自己免疫疾患 / 高血圧 / 腎疾患 / 慢性疲労症候群 / 線維筋痛症 / 不妊 / 子宮内膜症 / 内分泌異常(男性更年期様症状、甲状腺機能異常など )/ うつ / 不安障害 / 混乱 / 子宮内での発達障害 / 末梢神経障害 / 筋肉の振戦 / 麻痺 / 痙攣 / 口内炎 / 歯周病 / 多動症 / 自閉症 / 疲労 / 記憶障害

水銀のデトックスには

カルシウム / マグネシウム / 亜鉛 / ビタミンE / 乳酸菌 / 発酵食品 / ねぎ類(にんにくなど) / クロレラ

 

鉛について

鉛は、古い水道管(水道水)や、陶磁器・クリスタルガラス・プラスチックなど身の回りのものに含まれています。

骨、歯、脳へ蓄積しやすく、骨などの組織に蓄積した場合は長期間排泄しにくいと言われています。

鉛が過剰になるとADHDなど発達障害を起こしやすくなると言われており、水銀よりも関係が深いと言われています。
赤血球減少や便秘、下痢、自己免疫疾患などの誘引になる可能性もあります。

鉛の含まれている可能性のあるもの

古い水道管 / 飛行機の排ガス / プラスチック / クリスタルガラス / 陶磁器 / 自動車の蓄電池 / 魚釣り用の錘

関連する可能性のある疾患

多動症 / アルツハイマー / 貧血 / 免疫抑制 / 自己免疫疾患 / 高血圧 / 腎臓病 / がん / 慢性疲労症候群 / 線維筋痛症 / 不妊 / 子宮内膜症 / 内分泌異常(男性更年期様症状、甲状腺機能異常など) / 記憶力低下 / うつ / 不安障害 / 混乱 / 子宮内での発達障害 / 骨粗しょう症 / 末梢神経障害 / 便秘 / 下痢 / 腹痛

鉛のデトックスには

カルシウム / マグネシウム / 亜鉛 / 鉄 / ビタミンE / ビタミンC / 乳酸菌 / 発酵食品 / ねぎ類(にんにくなど) / クロレラ

 

ヒ素について

ヒ素は体内で酵素の働きを阻害することで、さまざまな症状を引き起こします。

土や水に多く含まれていることから、穀物や魚介類から検出されることもあります。
そのほか、身近なところではシロアリ駆除剤や殺虫剤、除草剤、タバコ、井戸水などからも検出されています。

ヒ素は有機物、無機物が存在しており、無機物は重篤な急性中毒や慢性中毒症状を引き起こします。
有機物は比較的毒性が低く(ただし蓄積すれば有害です)、米、魚、海藻類、海産物、野菜などの食品に含まれています。

水道水や工場排水などにより数年~数十年体内に入り続けた場合、慢性症状を引き起こし、肝障害やがんなどが認められることがあります。

ヒ素の含まれている可能性のあるもの

土壌 / 水 / 穀類 / 魚介類 / 農業用殺虫剤 / ガラス / 顔料 / 電子機器 / 合金 / タバコ / 工場排水 / 井戸水 / ビール、ワイン / 果物、野菜類 / 海産物、海藻類

関連する可能性のある疾患

自己免疫疾患 / 高血圧 / 腎疾患 / がん(皮膚がん、肺がん、腎臓がん、膀胱がん) / 慢性疲労症候群 / 線維筋痛症 / 糖尿病 / 不妊 / 子宮内膜症 / 内分泌異常(男性更年期様症状、甲状腺機能異常など) / 記憶力低下 / うつ / 不安障害 / 混乱 / 子宮内での発達障害 / 末梢神経障害 / 脱力感 / 眠気 / 頭痛 / 筋肉痛 / 痙攣 / てんかん / 意識混濁 / 多臓器不全 / 肝障害

ヒ素のデトックスには

カルシウム / マグネシウム / セレン / 亜鉛 / ビタミンE / 乳酸菌 / 発酵食品 / ねぎ類(にんにくなど)

 

カドミウムについて

カドミウムは土壌中に含まれているため、お米などの作物に含まれ、知らない間に摂取してしまっています。

注意しなくてはならないのは喫煙者です。
タバコの煙の中にはカドミウムが多く含まれていますので、喫煙者はカドミウムを多く摂取していることになります。

カドミウムは解毒に必要な酵素や活性酸素を消去してくれる酵素の働きを阻害するなど、体にさまざまな悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

また、カドミウムが蓄積すると亜鉛の吸収が阻害されてしまいますので、亜鉛をしっかり摂りましょう。

カドミウムの含まれている可能性のあるもの

土壌 / 穀類 / タバコ / 自動車の排ガス / 電池 / 電子機器 / プラスチック / ガラス / 陶磁器 / 画材 / 金属のコーティング

関連する可能性のある疾患

アレルギー / 喘息 / 貧血 / 免疫抑制 / 乳がん / 慢性疲労症候群 / 線維筋痛症 / 不妊 / 子宮内膜症 / 内分泌異常(男性更年期様症状、甲状腺機能異常など) / 骨粗しょう症 / 腎不全 / 自己免疫疾患 / 骨折 / 甲状腺ホルモン異常 / 子宮筋腫 / 流産 / 糖尿病 / 肥満

カドミウムのデトックスには

カルシウム / マグネシウム / 亜鉛 / セレン / 鉄 / ビタミンC / ビタミンD / ビタミンE / 乳酸菌 / 発酵食品 / ねぎ類(にんにくなど)

 

アルミニウムについて

アルミニウムはアルミホイルや一円玉、やかんや鍋などの調理器具、缶ジュース、缶詰、化粧品、制汗剤など、身近なところで多く使用されています。

また、土壌・水・空気中などにも広範囲で存在します。
土壌などから吸収され野菜、穀類、魚介類などに微量に含まれるほか、食品添加物にも使用されています。

アルミニウムは、活性酸素を増やし、ミトコンドリアDNAの変異を起こすなど、さまざまな障害が報告されています。
特に脳に有害で、骨にも蓄積しやすいと言われています。

カルシウムの吸収を阻害するため、骨粗しょう症との関連、また、皮膚がんや乳がんとの関連も指摘されています。

アルミニウムの含まれている可能性のあるもの

土壌 / 水 / 空気中のちり / 野菜 / 穀類 / 魚介類 / 食品添加物(膨張剤、色止め剤、品質安定剤など) / 鍋 / アルミホイル / 缶ジュース / 缶詰 / 化粧品 / 制汗剤 / 粉ミルク / コーヒー / ベーキングパウダー / ミョウバン / 水道水 / ワクチン / 胃薬

関連する可能性のある疾患

アルツハイマー / がん(皮膚がん、乳がんなど) / 記憶力低下 / うつ / 不安障害 / 混乱 / 免疫異常 / パーキンソン病 / 認知症 / 自己免疫疾患 / 神経障害 / ADD/ADHD / 湿疹 / 糖尿病 / 喘息 / 自閉症 / ALS / パニック発作 / アレルギー / 慢性疲労 / 骨粗しょう症

アルミニウムのデトックスには

カルシウム / マグネシウム / 乳酸菌 / 発酵食品 / ねぎ類(にんにくなど)/ クロレラ

 

健康的な毎日のために、まずは有害金属のデトックスを!

私たちの身の回りには有害物質が溢れているため、これらを全て排除することは残念ながらできないのが実情です。
ですので、「有害なものを食べない」のではなく、「有害なものをデトックスする」ことを考えるのが現実的と言えるでしょう。

有害金属が体内に入り込んだ場合、その多くは便から排出されるため、排泄機能を日頃から整えておくことが重要です。

この排泄機能を整えるために重要なのが、「腸内環境」を整えることです。

腸内環境が整い超粘膜が健康であれば、有害なものを通しにくくもなります。

腸粘膜が弱っていたり問題があったりすると、そこから有害金属が吸収され、体内に蓄積されてしまうことになります。

腸にダメージを与える一番の原因は、「便秘」
便を溜め込まずスムーズに排泄させるために、発酵食品や食物繊維を積極的に摂る、水をこまめに飲む、適度な運動を心がけましょう。

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参考
原がはっきしりない30の症状はミネラルで治る! 主婦の友社 登坂正子著
病気の9割はデトックスで防げる! 評言社 内山葉子著
ミネラルガイド 株式会社水友
クロレラのちから モニター調査結果 株式会社icoi

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