ミネラルってなんだろう?

いこらぼ

◆ミネラルってどんな働きをしているの?

ミネラルが私達の健康を維持する上で重要な栄養素であることはご存知の方も多いのではないでしょうか。

ミネラルの中でも特に馴染みのあるものでいうと、カルシウムや鉄、ナトリウム、カリウムなどですね。

どれも私達の体の中では必須のミネラルですが、ミネラルはビタミンやアミノ酸といった必須栄養素の中でも、最も重要な働きをしていると言っても過言ではありません。

どんなにたくさんのビタミンや酵素を補ったとしても、ミネラルが欠乏している体内では十分に働くことが出来ないのです。
その一方で、最も不足しやすい栄養素であると言えます。

偏った食生活や日常的なストレスなどの心的要因においても欠乏してしまうのです。

このコラムでは、まずはミネラルの性質や役割を知り、不足させることによって私達の体にどのような影響を及ぼすのか、また補う事によって私達の身体にはどんなメリットがあるのかなど、ミネラルを中心とした必須栄養素の働きについて“心と身体の健康”をテーマにお伝えしていきたいと思います。

 

◆“ミネラルとは何か?”

「人間は何からできているの?」という質問に答えるとしたら、その答えは「元素」です。

人間だけでなく世の中に存在する全てのものは元素から成り立っています。
現在は118種類の元素が発見されており、ミネラルはその一員です。

その中で毎日摂取する必要のある必須ミネラルは16種類とされていますが、現代人の様々な食生活の変化を考えると少なくとも40種類以上必要であると考える専門家も少なくありません。

ミネラルは1種類の摂取量よりも何種類取れているかが重要で、40種類摂取する事ができれば40通りの仕事をこなしてくれる事になります。

では、この40種類以上のミネラルをどのように補っていけばいいのでしょうか?

 

ここで一つ大きな問題があります。
それは、ミネラルなどの必須栄養素は毎日の不規則な食生活やストレスなどの心的要因によって消耗してしまうということです。

必須栄養素を補うということはもちろん重要なことですが、まずは「消耗しないための食生活」を意識する事が重要です。
消耗しないための食生活とは、同時に「必須栄養素を補うための食生活」でもあるからです。

 

現代人がミネラル欠乏に陥っている大きな理由としては、以下の3点が挙げられます。

  1. 食品添加物加工食品などを習慣的に摂取することによって体内の必須ミネラルを消耗している。
  2. 農業の工業化により土壌に含まれるミネラルが低下しているため、農作物から十分な量を摂取することが出来なくなってきている。
  3. ミネラルを十分に吸収できるだけの体内環境が備わっていない。

 

これらの理由から、私達現代人が美しさと健康を維持していくためには、出来るだけ「自然」な形で食べ物を摂取することが大切であると言えます。

農薬や化学肥料を使って育てられた野菜よりも、無農薬で育った野菜の方がミネラルの含有量はもちろん高くなるし、食品添加物は体内の必須ミネラルであるカルシウムや鉄、亜鉛、マグネシウムなどを消耗させる可能性があります。

加工食品を減らして自炊を増やせば食品添加物を減らし、摂取できる栄養素も増えるはずです。

 

また、偏った食生活は体内環境を悪化し、せっかく摂取した栄養素も十分に吸収できていない可能性があります。
栄養素を消耗しないことを意識し、食べるものを変えていくことで徐々に体内環境も改善されていくでしょう。

 

少しの意識と少しの手間を掛けることの積み重ねが、10年後の健康と美しさを創り出します。
まずは、現在の1日の食生活を振り返り、毎日何を食べているのか意識してみて下さい。

 

 

次回は毎年増加傾向にある「花粉症とアレルギー」について、栄養との関係を紐解いていきます。

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