お風呂の健康効果と入浴のポイント~正しい入り方で健康効果を高めよう~
ステイホームやリモートワークの影響で、
「なんとなく落ち着かないなぁ」
「肩こりや腰痛を感じるようになった」
など、心身に不調を感じる方も多いのではないでしょうか。
「なんだか疲れが溜まったなぁ…」
そんな時、おうちで手軽にできるリフレッシュ方法が”入浴”
入浴には様々な健康効果があるのですが、
実は、その健康効果を最大限に高めるためには、いくつかのポイントがあるんです。
今回は、お風呂の健康効果と、入浴の注意点をご紹介します。
お風呂の健康効果
入浴の注意点
入浴剤で健康効果を高めよう
入浴で心身のデトックスを
お風呂の健康効果
お風呂に入ることにより、様々な健康効果が期待されています。
疲労回復
体を温め血流がアップすることによって、新陳代謝が活性化し、疲れがとれます。
シャワーだけだと効果が半減しますので、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かりましょう。
むくみ解消
お湯の水圧によって、むくみの解消効果も期待されます。
また、水圧がかかることによって血液の流れも良くなります。
筋肉や関節の緊張をとる
水中では、体重が10分の1程度になり、重力から解放されます。
関節や筋肉の緊張がゆるむことでリラックス状態に。
安眠効果
38~40℃のぬるめの湯にゆっくり浸かるのがおすすめ。
副交感神経が優位になり、眠りに入りやすくなります。
免疫力を高める
蒸気で鼻やのどに湿り気を与え、免疫力の低下を防ぎます。
入浴の注意点
このように様々な健康効果が期待される入浴ですが、
入浴効果を最大限に高めるためには、いくつかのポイントがあります。
水分補給はしっかりと
入浴中はたくさんの汗をかくため、冬場でも脱水症状を起こす可能性が。
お風呂に入る前に、コップ1杯のお水を飲んでおきましょう。
シャワーだけでなく湯船に浸かる
シャワーは交感神経が活発になるため、実は就寝前には不向き。
快眠を目指すためにも、湯舟にゆっくりと浸かるのがおすすめです。
半身浴でなく全身浴がおすすめ
冬場の半身浴は、体を冷やしてしまう可能性もあるため要注意。
体に負担を掛けないぬるめのお湯にゆっくり浸かりましょう。
熱めのお風呂は要注意
42℃以上の熱いお風呂は交感神経が優位に立ち、頭が冴え寝つきが悪くなってしまうことも。また、お肌の保湿成分が流出し乾燥の原因にも。
安眠したい時や乾燥が気になる時は、38℃~40℃前後のぬるめのお湯がおすすめです。
塩素に注意
水道水には塩素が含まれているため、特に一番風呂はお肌への刺激が強く、肌荒れや乾燥の原因になってしまうことも。
塩素除去作用のある入浴剤を入れるとお肌への刺激も軽減されます。
入浴剤で入浴効果を高めよう!
入浴効果をより高めたい方や、塩素が気になる方は、入浴剤を使ってみましょう。
入浴剤には、炭酸ガスや炭酸イオンが発生するもの、保湿効果のあるもの、良い香りがするものなど様々な種類があります。
たとえば、炭酸イオンが発生する入浴剤は入浴による血流アップ効果を促進させ、肩こりや疲労がしっかりととれると言われていますし、アロマの入浴剤は、よりリラックス効果を得られそうですね。
また、入浴剤によって含まれている成分は異なります。
クエン酸が含まれた入浴剤はピーリング効果があり、不要な角質や皮脂、毛穴汚れを綺麗に除去します。お肌を弱酸性に保ち、菌の繁殖を防ぐため、体臭予防にも効果が期待されています。
このほか、ビタミンCが配合された入浴剤には塩素除去の効果が期待されるため、お肌の乾燥が気になる方や、湯あたりをまろやかにしたい方におすすめです。
入浴で心身のデトックスを!
入浴には、体の不調をやわらげたり、たまったストレスをリセットするなど、
様々な嬉しい効果がたくさんあります。
入浴剤を活用することで、より入浴タイムを楽しく、
有意義な時間にすることもできます。
入浴剤には、様々な種類がありますので、
その日の体調や気分に合わせてセレクトしていただくのもおすすめですよ。
ぜひ、今回の入浴の注意点も参考に、毎日の入浴を楽しんでみてくださいね。
「なかなか疲れがとれない…」
「入浴剤を使っているけど、あまり効果を実感したことがない…」
そんな方にはぜひ「重炭酸温浴」を試してみてください。
参考:
大阪市水道局
ええことづくめ!お風呂の健康効果とおすすめの入浴法
日本浴用剤工業会
入浴によって得られる作用