セレンの基礎知識と摂り方のポイント
若さと健康を保つ!
抗酸化ミネラル「セレン」とは?
こんな症状ありませんか?
✓ 疲れやすい
✓ 抜け毛やふけが増えた
✓ しみやしわ、たるみが気になる
✓ 体力が落ちた
✓ 忘れっぽい
✓ 便秘、下痢をしやすい
✓ 風邪をひきやすい
気になってはいるけど、「しょうがない」「歳のせい」などと放置してしまいがちなこれらの不調、
実は「セレン不足」のせいかも…?
検査で「適正」だった方も要注意。
セレンなどのミネラルは汗で流出しやすいため、
夏場など汗をかきやすい時期、スポーツをされた際などは普段よりも積極的にセレンを摂るのがおすすめです。
お食事やサプリメントでかしこくチャージして、不調の無い毎日を目指しましょう。
ー目次ー
▶必須ミネラル「セレン」の特徴とは?
ー若さと健康の秘訣!「セレン」について知ろう
ー若さと健康を保つ
ー有害金属の毒性を抑える
ービタミンEと一緒に摂って抗酸化作用UP!
ー●●を多く食べる方は要注意!
▶セレン不足と関連がある症状・疾患
▶セレンを効率よく摂ろう!おすすめ食品
▶正しい知識を身に付けて、セレンを効率よく摂ろう
ーセレンの推奨摂取量を知ろう
ー吸収を促進する栄養素は?
ー消耗の要因は?
ー「摂りすぎ」にも気を付けよう
▶セレンの過不足をチェックしよう!
若々しさと健康に不可欠!
「セレン」について知ろう
若さと健康を保つために重要なミネラル
セレンは体内のサビつきの原因となる「活性酸素」から体を守り、体の内側から若々しさと健康をサポートしています。
また、健康な体を維持することでも注目され、がんや動脈硬化、免疫低下によるウイルス感染などの病気の予防効果についての研究結果も出ています。
有害金属の毒性を抑える
セレンは水銀やカドミウムなどの有害金属と体内で拮抗し、その毒性を中和することが明らかにされています。
例えば、クジラやイルカ・アザラシなどの海産哺乳類やまぐろなどの大型の魚は体内に高濃度の水銀を蓄積していますが、中毒症状が発現しないのは、セレンが水銀の毒性を抑制しているからと言われています。
ビタミンEと一緒に摂って抗酸化作用UP!
セレンは老化の原因物質のひとつである過酸化脂質の生成を抑制する作用があります。
この働きは、抗酸化作用の高いビタミンEと一緒に摂ることで、より大きな効果が期待できます。
セレン不足を招く!?加工食品や魚介類を多く食べる方は要注意
セレンは清涼飲料水やインスタントラーメン、ハムやソーセージなどの加工食品を多く摂ったり、まぐろ、かつお、金目鯛など水銀を多く含む魚介類を食べたりすると体内で消耗されてしまいます。
加工食品の摂り過ぎには注意するとともに、
まぐろなどの魚介類をよく食べる方は、セレンの多く含まれる食品も一緒に摂るのがおすすめです。
セレン不足と関連がある症状・疾患
老化や病気に負けない体をつくるために重要なセレン。
不足状態が続くと、重い症状や疾患の原因となる可能性があります。
こんな症状や疾患に注意!
・心筋症
・不整脈
・動脈硬化
・発がんリスク上昇
・心疾患
・甲状腺疾患
・白内障
・精子減少
・更年期障害
など
セレンの不足状態が続いたり、急激に排出量が変動する場合、自覚症状が無くても病変が起こっている可能性があります。
病気にならない体づくりのため、長期的なスパンでミネラルバランスを把握し、適切な管理を心がけましょう。
セレンを効率よく摂ろう!
おすすめ食品と1食分のセレン含有量
セレンの多く含まれるおすすめ食品と、1食分あたりで摂れるセレンの含有量をご紹介します。
まずは1日1食品から、普段のお食事に+αをしてみましょう!
正しい摂取量を知って、「セレン」を効率よく摂ろう!
セレンは1日にどのくらい摂ったら良いのか、ご存じですか?
不足や過剰に注意し、安全で効果的にセレンを摂取しましょう。
栄養素の中にはセレンの吸収を促進したり、消耗させたりするものもあります。
セレンと上手に付き合うために、まずは正しい知識を身に付けましょう。
セレンは1日にどれくらい摂ればいい?
正しい「摂取基準」を知ろう!
下記は、厚生労働省の定めた1日に摂るべきセレンの摂取基準です。
年齢・性別により摂るべき量は異なりますので、ぜひご参考になさってみてくださいね。
ミネラルは汗で流出しますので、スポーツやサウナなどで汗をよくかく方は、少し多めにとっていただくのがおすすめですよ。
※日本人の食事摂取基準(2020 年版)より
<推奨量>
全年齢性別のほとんどの方が1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量
例えば30代女性なら1日の推奨量は「25㎍」、
30代男性の1日の推奨量は「30㎍」となります。
<耐容上限量>
1日当たりの摂取上限量の目安
一般的なお食事で上限量を上回ることはまずありませんが、サプリメントなどをご利用の際は1日の耐容上限量を超えないようにしましょう。
吸収を促進する栄養素
たんぱく質
消耗の要因
加工食品
有害金属
ミネラルはバランスが大事。「摂りすぎ」にも気を付けよう
セレンは一般的な食事で過剰になることは殆どありません。
しかし、サプリメントやセレンを強化した食品などの摂り過ぎにより過剰摂取となると、悪影響を及ぼす可能性があります。
サプリメントなどを利用の際は1日の耐容上限量を超えないように注意しましょう。
過剰摂取により起こりうる症状:脱毛、嘔吐、下痢、発疹、疲労、過敏症など
ミネラルバランスのチェックには
からだのミネラルバランスを定期的に把握することで、病気になる前の細胞の変化を知り、事前に対策をすることができます。
日々の健康維持に、未病対策に。
今すぐ取り入れたい健康管理法「いこらぼ」についてはこちら▼
参考
厚生労働省 eJIMU
わかさ製薬
ミネラルの辞典 朝倉書店 糸川 嘉則(編)
原因がはっきりしない30の症状は、ミネラルで治る! 主婦の友社 登坂正子著
健康のためには、バランスの良い食生活・適度な運動・質の良い睡眠が重要です。
食生活や生活習慣を見直して、美と健康を目指しましょう。