実例で解説! 狭い部屋を広く見せる4つの秘訣

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最新のマンションや注文住宅は、天井高が300cm以上あるケースも増えているそうですね。でもそれは、ほんの一部だと思います。多くの家庭は、築年数の古い賃貸や戸建て住宅に住んでいるのではないでしょうか。となると、限られたスペースを広く見せて住みたいですよね。筆者の家もまた、狭小住宅なので実例写真をもとに、狭い部屋を広く見せる方法をお伝えしたいと思います。

ワンルームサイズ(約6畳)のリビングを広く見せたい!

写真は、筆者宅のリビングルームです。筆者の家はいわゆる「ミニ戸建」と呼ばれる狭小住宅です。リビングのスペースは、約6畳。天井高は、平均的な2.3M。ベランダにつながる窓まわりが約3M、ソファーを置いた壁面が約3.3Mになります。つまり、ひとり暮らし用のワンルームマンションと同じサイズです。この実例をもとに「広く見せる」ために心がけた4つのルールをご紹介したいと思います。

①低い家具で視線の先をスッキリと!

座った時の視線の先に「抜け」がつくられるように、低い家具を選びます。高さのある家具で視界を防いだり、家具の点数が多かったりすると圧迫感を感じます。また、家具の高さと面をそろえるのも大切です。シンプルなデザインの家具を水平に置くように心がけましょう。ちなみに家具の占有率は、空間の1/3までが基準です。

②明るい色の面積を広めに!

部屋の中に入れるモノに「色のルール」を持ちます。筆者の場合は、白・茶・グレーのベーシックカラーを3色のみ。小物だけ、アクセントカラーとして許容しています。また、壁の色とカーテンの色を合わせると、視線が延長線上に広がるため部屋を広く感じられます。光が反射するレフ板を想定して、白い壁を選ぶのもおすすめです。ちなみに、床の面積も見えれば見えるほどスッキリします。筆者宅は犬がいるのでラグを敷いていますが、フローリングは何も置かずに、明るめの色を選ぶと広く見える効果がさらに高まります。

③生活小物は、外に出さないコト!

生活小物は、できる限り視界に入らないように収納しましょう。カラーボックスやシェルフのような、オープンラックタイプの家具だと細かいモノを置いてしまいがちです。オープンラックは、6対4の割合でディスプレイを飾るための家具です。また、高さの異なる家具や面の揃わない家具は、ゴチャゴチャした印象を作ります。高さと面を揃えた、扉付きや引き出しタイプの家具を選ぶと雑多感を回避できます。ちなみに、カラーボックスを選んだ場合は収納ボックスを使って面を揃えます。

④小さな家具を選ぶなら、1つで2役と透明のモノ

ダイニングテーブルの椅子は、ミニスツールです。背もたれのある大きな椅子よりも、軽くて小さいのでテーブルの中へ収めることができます。また、1つで2役の家具としても活用できます。ソファ横のテーブルとして、ドリンクなどを置くことができます。ちなみに、視界の先が広がる透明色(ガラスやアクリル)も広見え効果におすすめです。

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部屋が狭いと悩むご家庭の場合、購入したら思ったよりも家具が大きかったためという例も多くあります。これから家具を選ぶなら、必ず、床面にマスキングテープを貼って家具の大きさや動線のシュミレーションをしてください。またモノを選ぶときは、極力シンプルな形状のデザインでベーシックカラーにするとスッキリできます。

【引用】mammemo/ito maki

PHOTO/ito maki

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