カラダも心も喜ぶ “ミネラル の王様”マグネシウム

いこらぼ

ますます暖かくなってきましたが、もう衣替えはされましたか?

少しずつ気になる体のライン…
今回も永遠の課題であるダイエットと、
【マグネシウム】のお話をしていきますね。

前回の記事では、
・リバウンドしてしまう理由
・マグネシウムの重要性
についてご説明しました。
(まだ読んでないよ、という方はまずこちらを)

では、なぜ“ミネラルの王様”と呼ばれる程重要なマグネシウムが不足してしまうのでしょうか。

<マグネシウムはこんなミネラル>
マグネシウム不足になる理由
マグネシウムが摂れるもの
マグネシウムを取るメリット

 

マグネシウムは
どうして不足しているの?

日本を含む先進国ではマグネシウム欠乏が深刻化していると考えられています。

その理由には、以下のような状況があげられます。

<マグネシウムが不足する理由>
精製した食品が増えていること
土壌のミネラル不足
加工食品の増加
(ビタミン・ミネラルの含有量が少なくなる)
高脂質・タンパク食の増加
過度なストレス

 

精製した食品の増加

精製した食品とは、玄米から白米、全粒粉から精白小麦など、精製することによる“白い食べ物”を指します。

精製することによってマグネシウムなどの必須栄養素が剥ぎ取られてしまうんです。食品から得ることが出来ないことは非常に“勿体無い”ですよね。

 

土壌のミネラル不足

土壌自体のミネラル含有量が低下していることよって、栄養価の高い作物を食べることが難しくなってきました。

アメリカのニューヨーク大学の研究によると、オーガニックの野菜と農薬を使って育てた野菜のミネラル含有量は、なんと10000:1!
との報告もあります。

やはり無農薬などのオーガニック野菜の方が全体的な栄養価が高いだけでなく、農薬などを解毒する必要がないので必須栄養素の余計な排出を防ぐことが出来ます。

 

加工食品の増加

農作物から十分なミネラルを摂取することが難しくなっている上に、加工食品が増加したことによって食品中のミネラル不足は加速していると言えます。

 

 

高脂質・高タンパク食の増加

ここ数年で日本でも糖質制限が注目されてことで、高脂質・高たんぱく質の食事をしている方も増えてきました。

私自身も精製した糖質を控えるなどいわゆる糖質制限を実践してきた1人ですが、ビタミンやミネラルの補給をしなければ体内の栄養バランスは崩れてしまうのは明らかです。

全米科学アカデミーの調査によるとアメリカ人の大半がマグネシウム欠乏であるという報告があります。その理由は高脂肪・高たんぱく質食によってマグネシウムが排泄されてしまうこと。

そのため、糖質制限によるダイエットによって肉類の摂取が増えた場合、マグネシウムを補給しなければ体内のミネラルバランスが崩れてしまいます。

 

過度なストレス

マグネシウムは過度なストレスによっても欠乏します。

ストレスを感じたときに分泌されるホルモン(コルチゾールやアドレナリン)はマグネシウムを消耗しやすいと言われています。

日常的にストレスを受けやすい環境にいる場合、マグネシウムだけでなく様々な必須栄養素が消耗されることがわかっているんです。

 

マグネシウムは
何から摂ればいいの?

マグネシウムは、海苔やワカメなどの海藻類や味噌、納豆、玄米、ひじきが挙げられます。

そしてアーモンドやカシューナッツなどのナッツ類にも含まれています。

これらの食品を毎日取り入れる事は、ダイエットにはもちろん、マグネシウムを欠乏しやすい現代人には最も重要な事です。

 

 

“ミネラルの王様”マグネシウムの
働きと現代人の摂取量

マグネシウムの働きや特徴は沢山あります。

<マグネシウムの特徴>
骨や歯の形成にも関わる
生命活動に必要な代謝の鍵となる
カルシウムとの関連も深い

などがわかっています。

その反面、不足している場合は
・筋肉の痙攣やこむら返り
・瞼がピクピクするなどといった症状
が起こりやすいのです。
このような症状が見られる方はマグネシウムが欠乏している可能性が高いと考えられます。

 

1日に必要なマグネシウムの
摂取量

マグネシウムは、
1日に350~500mg
摂取することが推奨されています。

しかし、現代の日本人の平均は250mgと推奨量をかなり下回っています。

 

マグナシウムが
多く含まれている食品

マグネシウムは特に海藻類豆類などに多く含まれています。

恐らく、多くの日本人が欠乏していることが考えられるので、是非積極的に摂取してみてください。

心と体のバランスを取る食事を

“健全な精神は健全な肉体に宿る”という言葉の通り、心のバランスは身体の健康状態と比例しています。
偏った食生活による栄養素の欠乏は、精神的なバランスも崩しかねません。単純にダイエットで体型的に、または体重だけ痩せても笑顔で過ごせなければ悲しいですよね。


仕事が忙しい時や人間関係などでストレスを感じている時は、特にバランス良く。
また不足しがちなマグネシウムを摂れる食事を心掛けましょう。

Writting

一般社団法人健康指導師会 副理事長
NPOがんコントロール協会理事
橋谷圭伊子

 

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